バリュー株投資では、バランスシートつまり貸借対照表という財務諸表をよく見ます。
そこで、この企業がいったいいくらの価値があるのか計るわけです。
しかし、人によって、モノの価値が違うように、やっぱり企業価値も人によって大きく違います。
だから、株価は何時も上下する訳です。
企業価値を見る際、バリュー株投資家が大きな指標にしているのが「BPS」一株当たり純資産です。
極めて乱暴な言い方ですが、もし今(正確には決算日)企業を解散したら、株主に一株当たりいくら支払えるかという額を表します。
その事から、企業の解散価値とも言われます。
企業が持っている
不動産・商品・備品など全部を
資金化して、借りている物を全部返して残ったお金を株主に分配したらこの金額という事。
さて、BPSは当然、貸借対照表から算出されます。
非常に簡単ですから、貸借対照表を入手したら、自分で計算してみても良いですね。
その企業の株を買おうと思っている人は、最近は多くの会社が自社の
ホームページで財務諸表を公開しているので、絶対に見てください。
で、ココからが本題です。
しかし、財務諸表に載らないけど、企業にとって非常に大きな
資産が有るのを
投資の際に考慮していますか?
と言うことで、財務諸表に載らないけど、大切な資産について書いてみました。
まず、その企業の持つブランドです。
例えば「
Toyota」「
Sony」などですね。
同じ品質の商品があった場合、価格が同じなら、ブランド力が高い商品が売れます。
最近、このブランドに関して大きな動きがありました。
松下電器産業です。
この企業がパナソニックに名前を変えますね。
あの伝説的な経営者であり創業者である「松下」の名を外すのですから、並々ならない決意でしょう。
では、このブランド、企業の貸借対照表の資産の部に載っているかと言えば、載っていません。
ちなみに、この企業のブランドの価値を金額で算出している所もありますよ。
次に、経営者があります。
現在の日本経済界でも、カリスマと呼ばれる経営者が多くいます。
そこまで行かなくても、経営不振の企業を立て直した優秀な経営者が数多くいます。
この経営者の価値も、貸借対照表に載っていません。
欧米の
投資家は、経営者に関して日本人投資家より遥かに関心を寄せます。
その結果、欧米の企業は日本では信じられない高額の役員報酬を平気で支払います。
経営者の力量にそれだけ力を置いているのです。
次に企業文化・企業風土があります。
チャレンジ精神や思考の柔軟さ、士気の高さなど、その企業が永続的に持っているプラス思考のDNAのようなものです。
例えば、任天堂がWiiを出しました。
いったい何処をどう考えたら、あんなコントローラーを思いつくのかと思うと、すごいです。
でも、任天堂が斬新な新製品で世をアッと言わせたのは、今回が初めてではありません。
中には、まったく売れずに市場から撤退した商品も結構あります。
これはまさに、任天堂が失敗しても面白いものを世に出して行こうというチャレンジ精神が企業文化として存在しているからです。
他社に比べて、不思議と多く斬新な新製品を世に出して消費者から歓迎される企業は、こんな企業文化・風土が根付いているはずです。
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